習近平恩師に周恩来が伝えた生き抜く術 権力闘争の原点
編集委員 中沢克二
[有料会員限定]
国家主席である習近平(シー・ジンピン)ら中国の現役指導者と長老らが意見を交わす「北戴河会議」が終わろうとしている。河北省の海辺にある避暑地を舞台に繰り広げられる秘密裏の攻防は、中国共産党の権力闘争の象徴でもある。その激しさを生々しく伝えるエピソードを当事者の口から東京で聞く機会があった。
7月24日、都内のホテルでは中国国民から敬愛された元総理、周恩来(1898~1976年)の生誕120年と、日中...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り2755文字