2018年8月21日(火)

沖縄県民大会、辺野古移設反対訴え 翁長知事の死悼む

社会
2018/8/11 11:59
保存
共有
印刷
その他

 米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する県民大会(主催者発表で7万人参加)が11日午前、那覇市内の陸上競技場で開かれた。大会冒頭、8日に亡くなった翁長雄志知事を悼み、1分間の黙とうがささげられた。参加者らは「知事の遺志を継ぎ、移設阻止を諦めない」と訴えた。

沖縄県民大会でメッセージボードを掲げる参加者(11日、那覇市)

沖縄県民大会でメッセージボードを掲げる参加者(11日、那覇市)

 大会は辺野古移設に反対する政党や団体でつくる「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」の主催。台風14号が近づき時折激しく雨が降るなか、会場は辺野古の海をイメージした青色のシャツなどを着た参加者で埋め尽くされた。壇上の席には翁長知事が大会に出席するために用意したブルーの帽子が置かれた。

 参加者一同、黙とうをささげた後、翁長知事の次男で那覇市議の雄治氏が、翁長知事が生前に残したメッセージとして「『ウチナーンチュ(沖縄の人)が心を一つにして戦う時には、想像よりもはるかに大きな力になる』と何度も何度も聞かされてきた」と伝え、移設阻止を呼びかけた。

 職務代理の謝花喜一郎副知事は辺野古埋め立て承認の撤回について「翁長知事の強く熱い思いを受け止め、毅然として判断していく」と述べた。撤回は7月末に翁長氏が表明した。県は職務代理の副知事でも撤回は可能との立場だ。

 家族4人で西原町から参加した中学2年の長浜真玄さん(13)は「1人でも反対の声が増えればと思い参加した。反対している声もある中で、無理やり基地をつくるのは嫌。これ以上基地を増やしたくない」と話した。

 母とともに辺野古を訪れたこともあるという那覇市の中学3年の前里咲和さん(14)は「きれいな海を壊したくない」と訴え、宜野湾市に住む大学1年の男子学生(18)は「普天間基地をなくすというはずだったのに、ただ移すだけというのはおかしい」と語った。

 与那原町に住む80代の主婦は「子供、孫のためにも新しい基地をつくらせない」と強調。「翁長知事も天国で応援している。絶対に諦めない」と力を込めた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報