アイスマン、炭酸入り氷を自動で製造 来年にも販売
グラスの飲料シュワシュワに

2018/8/10 20:00
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製氷装置の製造などを手がけるアイスマン(福岡県久留米市)は、炭酸の入った氷を自動で製造する装置を開発した。飲料用の氷としても利用でき、製菓会社や飲料メーカーなどからの引き合いがあるとみている。来年1月にも販売をはじめる予定だ。

炭酸入りの氷は筒状の装置で製造される

炭酸入りの氷は筒状の装置で製造される

同社が開発したのは、二酸化炭素(CO2)の液体と水を材料に、炭酸の入った氷をつくる装置。氷のままなら3~6カ月は炭酸が抜けないという。グラスの中に氷を入れて飲料を注ぐとシュワシュワとした感触が楽しめたり、アイスクリームやかき氷用に使ったりするなどの用途も考えられる。

炭酸の濃度などは自由に決められる。1日あたり1~100トン程度の氷を製造できるといい、発注に応じて量は調節する。

開発した装置については、アイスクリームなどの製菓会社からニーズを聞き取る中で発案した。技術は昨年1月ごろから約半年間かけて開発し昨年秋に特許を取得した。

改良を加えて来年1月にも販売、1台2500万円から受注生産をする予定だ。1年間に10億円以上の売り上げを目指している。

炭酸の入った氷をつくるためには、容器に一定以上の圧力をかけた状態で保存しないといけなかった。手作業で容器に炭酸水をいれて凍らせる方法はあったが、自動で作る技術はなかった。

炭酸入りの氷は飲み物に入れても楽しめる

炭酸入りの氷は飲み物に入れても楽しめる

同社は飲食店など1店舗に1台設置する小型の装置も開発している。一日に100キログラム程度の氷を製造できる装置で、2022年度以降の販売を検討しているという。

秋山知昭社長は「例えば、現在市場に出ている炭酸飲料の氷を作れば、炎天下で作業やスポーツ観戦をする人に売れる。色々な業界から引き合いがあるのではないか」と話す。ハイボールなどのお酒を飲むときに利用すれば、より長時間炭酸の刺激を楽しめるという。

アイスマン 1956年に創業。従業員数は53人。水産業者が魚の保存に使う氷を作る製氷機などの製造や販売を手がける。スキー場や温浴施設向けの降雪機などの製造も手がける。国内のメーカーなどのほか、アジアやアフリカ、中南米にも商品を展開している。2017年に経済産業省の地域未来牽(けん)引企業に選ばれた。

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