2018年8月20日(月)

自民総裁選、石破氏が出馬表明 首相と一騎打ちの公算

自民党総裁選
政治
2018/8/10 16:33 (2018/8/10 22:55更新)
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 自民党の石破茂元幹事長は10日、国会内で記者会見し、9月の党総裁選への出馬を正式に表明した。「総裁選に立候補する決意をした。正直で公正、謙虚で丁寧な政治をつくりたい」と述べた。総裁選への立候補を正式に表明するのは石破氏が初めて。3選を目指す安倍晋三首相(党総裁)と石破氏の一騎打ちとなる公算が大きい。

 石破氏は公文書の改ざんや隠蔽など安倍政権の不祥事を念頭に「国民本位の政治をつくる」と強調。年内をめどに「政治・行政の信頼回復100日プランを作成し、実行する」と語った。中央省庁の幹部人事を管理する内閣人事局について「見直さなければならない。政権への奉仕ではなく国民に奉仕する観点から人事は評価されるべきだ。首相官邸の信頼回復が必要だ」と訴えた。

 憲法改正に関しては「9条については国民の深い理解が必要だ。急ぐものは何かを認識しながら取り組む」と主張。9条に自衛隊を明記する改正よりも、参院選の合区解消や緊急事態条項の創設を優先課題に挙げた。日本の人口減少が見込まれるなか「財政、社会保障がこのまま持続することはできない」と述べた。

 3選を目指す安倍首相とは「徹底的に議論し、国民に誰がどのような主張をしているか理解してもらえる総裁選にしたい」と語った。

 石破氏は自ら率いる石破派(20人)と竹下派参院議員の大半の支持を受ける。首相は党内7派閥のうち5派の支持を受け、国会議員票で優位に立つ。国会議員票と同数の地方の党員票を巡る競争が激しくなりそうだ。

 総裁の任期は1期3年で、連続3期9年まで。15年9月は安倍首相が無投票再選したため、6年ぶりの選挙戦となる。安倍首相は11日に地元・山口県で事実上の出馬表明をする見通し。出馬を模索する野田聖子総務相は推薦人を確保するめどが立っていない。

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