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高齢者の熱中症、午前・夜間も頻発 東京消防庁

猛暑による熱中症などで今夏に急増した救急搬送について、東京消防庁は10日、発生場所や搬送要請の時間帯などの分析を発表した。住居から高齢者が搬送要請をすることが多く、日中より気温が低い午前中や夜間に発生することも多かった。同庁救急部の森住敏光部長は「高齢の方は時間帯に関わらず注意が必要。室温管理を徹底してほしい」と訴える。

同庁の分析によると、7月16日から8月5日にかけての熱中症とみられる搬送者(速報値4429人)のうち、年代別では75歳以上が33%を占め、このうち58%が入院が必要な重い症状だった。場所別では住居が45%で最も多かった。

75歳以上で住居で熱中症で運ばれた人(速報値1028人)のうち、搬送要請の時間でみると、気温が上がりやすい「正午から午後4時前」が29%だったが、午前中の「午前8時から正午前」とも同じく29%に上った。

このほか夕方以降の「午後4時から午後8時前」も23%で3番目に多く、気温が上がる日中以外にも頻発していた。住居内でも午前中や夜間で気温が高いことが影響した可能性がある。

同庁は7月17日からの1週間で搬送されても熱中症と診断されなかった人では、虚脱や嘔吐(おうと)などの症状で搬送された人も増えているとした。同庁は「暑さで持病が悪化するなど体調を崩したのではないか。特に高齢者は注意してほしい」としている。

熱中症の急増により、1日の出動件数は最高気温が39度となった7月23日に3383件(速報値)と1936年の業務開始以来の過去最多を更新。7~8月で出動件数の歴代上位10位を全て塗り替えた。

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