2018年10月21日(日)

日米貿易協議、なぜいま開催? 3つのポイント

3ポイントまとめ
経済
2018/8/10 14:16
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日米両政府は9日午後(日本時間10日午前)、米ワシントンで閣僚級の貿易協議(FFR)の初会合を開きました。なぜいま新しい協議を始める必要があったのでしょうか。

日米貿易協議の初会合にのぞむ茂木経済財政・再生相とライトハイザーUSTR代表(9日、ワシントン、代表撮影)

日米貿易協議の初会合にのぞむ茂木経済財政・再生相とライトハイザーUSTR代表(9日、ワシントン、代表撮影)

(1)新しい協議の枠組み

FFRは、自由(free)、公正(fair)、相互的(reciprocal)の頭文字をとった通称です。4月の日米首脳会談で設置が決まりました。茂木敏充経済財政・再生相、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表がそれぞれトップを務めます。

▼日米新対話は「FFR」

(2)米は自動車と農業に関心

トランプ政権は約7兆円に及ぶ対日貿易赤字を問題視し、この削減を目指しています。とりわけ赤字の7割を占める自動車と、牛肉などの農産品で、日本の市場開放を求めています。その実現のために、米側は自由貿易協定(FTA)の交渉入りを日本側に呼びかけていますが、日本側は過度な譲歩を迫られかねないと慎重です。

▼米、FTA要求の構え 日本、自動車も焦点

(3)9月下旬に成果

トランプ政権は11月の中間選挙を控え、その前には具体的な成果を有権者にアピールしたい考えです。9月下旬の国連総会に合わせて想定される日米首脳会談が1つの節目で、一定の前進が求められます。FFRは9日の協議では結論が出ず、10日も議論を続けることになりました。首脳会談に向け、合意へどんな道筋を描くのかを巡って、注目が集まっています。

▼米が2国間交渉要求 貿易協議、2日目へ

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