2018年11月13日(火)

グーグル、クラウドと連携するホワイトボード発売

科学&新技術
BP速報
2018/8/9 23:00
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日経クロステック

グーグルは2018年8月8日、デジタルホワイトボード「Jamboard」の販売を開始した。Jamboardは2017年5月に米国で発売した製品で、日本は14カ国目の発売となる。55インチのディスプレーに指によるタッチやペンで入力できる。同社のクラウド型グループウエアG Suiteと連携したコラボレーションができるほか、スマートフォン(スマホ)やタブレットとも連携。働き方改革による需要を見込む。

グーグルが発売した「Jamboard」(撮影:山口健太)

グーグルが発売した「Jamboard」(撮影:山口健太)

Google Cloudストラテジック アカウント スペシャリストの武市憲司氏はJamboardについて、「G Suiteファミリーの製品だ。G Suiteが想定する共同作業、会議、アイデア出し、管理や共有といった仕事のあらゆるフェーズにおいて活用できる」と紹介した。

開発の背景について、「もともとはグーグル社内の生産性を改善するために作ったものを社外にも提供している」(武市氏)と語った。Jamboardの開発に当たっては、既存のホワイトボードを進化させるのではなく、どうすればコラボがしやすいかという出発点に立ち戻って企画したという。

具体的な機能として、タッチや同こんのペン、消しゴムによる操作に対応。グーグル検索でヒットした画像や動画、Googleドライブに保存していた資料の貼り付けにも対応する。GoogleドキュメントやスプレッドシートなどのG Suite連携や、Googleマップとの連携にも対応する。

Jamboardによる会議「Jamセッション」の内容は、Googleドライブに自動保存される。「会議を簡単に再開したり、メールで関係者に共有したりできる」(武市氏)とメリットを挙げた。

利用シーンとしては、「仕事でコラボレーションを必要とするあらゆるお客様」(武市氏)を想定した。具体的には、設計チームであればアイデアやスケッチ、エンジニアリングチームならプロジェクト管理、経営企画ならブレインストーミングなどに活用できるという。

販売台数などは非公表としたものの、米国での導入事例としてDow Jones、Netflix、Whirlpool、Spotifyなどの社名を挙げた。

■日本語の文字認識にも対応

発表会では、複数台のJamboardによるコラボ利用のデモも行われた。Google Cloud テクニカル スペシャリストのサミール・ハムディ氏が登壇し、漢字を含む日本語の手書き文字認識に対応し、テキストをオブジェクト化して操作できることを示した。

ハードウエアの仕様は、55インチ・4K解像度のディスプレーを搭載。本体側面にはUSB 3.0、USB Type-C、HDMI 2.0のポートを搭載、背面には有線LANポートも搭載する。本体カラーはカーマインレッドとグラファイトグレーの2色。

充電不要で使える静電容量式のタッチペン2本と、消去操作に使うタッチデバイス「消しゴム」を同こんする。

本体価格は64万円(税別、以下同じ)で、標準では壁掛け用マウントを同こんする。キャスター付きスタンドは別売のオプションで17万3000円となる。

利用に当たっては、年間管理費やサポートを含むソフトウエアライセンス(年額7万7000円)が必要。導入サービスとして、組み立てと動作確認を含むベーシックサービス(4万1000円)、設置前のコンサルティングや導入支援を含むプレミアムサービス(18万9000円)も提供する。G Suiteの契約も必要となる。

国内での販売パートナーとしてはNTTドコモ、サテライトオフィス、ソフトバンクなど7社を挙げた。

質疑応答では、マイクロソフトのSurface Hubに対する優位性として「クラウドとの親和性、グーグルのAI、価格」(武市氏)を挙げた。米国での本体価格4999ドルに比べて割高になった理由としては、「為替レートやマーケット、商流をトータルで勘案した」(同)と説明した。

(ライター 山口健太)

[日経 xTECH 2018年8月8日掲載]

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