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フィギュアのチェン、文「舞」両道へ エール大進学

昨季フィギュアスケート男子世界王者のネーサン・チェン(米国)がこの秋、アイビーリーグの名門エール大に進学する。初めての五輪だった平昌大会は5位に終わり、2022年北京大会で雪辱を期す19歳。学業との両立は大変だが、将来医者になる夢も持つ俊英は文武両道へ踏み出す。

「大学生活がとても楽しみ」と語る世界王者のネーサン・チェン

現在は米西海岸のロサンゼルス郊外を拠点とするが、8月下旬に東海岸コネティカット州ニューヘイブンに引っ越すという。「ワクワクしているけど、すごい環境の変化だ。なんといっても初めての一人暮らし。でも学生寮だし、食堂は充実しているから心配はしていない」と笑う。

スポーツ優秀とはいえ、学業の特別扱いはない。フィギュアでは10年バンクーバー五輪女子7位のレイチェル・フラットがスタンフォード大に進学し、グランプリ(GP)シリーズ女子で活躍したクリスティーナ・ガオがハーバード大に進んだ例もあるが、いずれも進学後は競技で成績を残すことはできなかった。

「授業がどれだけハードか、始まってみないと分からない。でも、そのうちバランスもつかめると思う」。米国の大学には新入生アドバイザーがいて、授業の選択や時間管理法などに助言をくれる。チェンには02年ソルトレークシティー五輪女子金のエール大OG、サラ・ヒューズの面倒も見た人が付くという。

プロ大会を開くほど充実したスポーツ施設を持つ大学だけに、大学のリンクも寮から3分の距離にあるという。毎週末、アルトゥニアン氏の指導を受けるために3時間も時差のある西海岸に戻るのは無理でも「(時差のないモントリオールにいる振付師の)マリーフランス(・デュブレイユ)には会いに行ける」と、チェンは楽観的だ。

22年五輪は両親が生まれた中国で開かれる。4年後への第一歩となる今季、フリーの曲「Land of all」は自ら選んだ。メキシコから米国にいる家族に会うために不法入国を試みる男性を主人公にした映画「ノー・エスケープ 自由への国境」に使われた音楽だ。

「今の米国ではリアルなテーマだけど、政治的な方向にいくつもりはない。(移民2世である)僕の物語を紡ぎ、移民の問題に関心を持ってもらえるようにしたい」と話している。

(原真子)

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