2019年3月19日(火)

長崎、73回目原爆の日 市長、核禁止条約早期発効訴え

2018/8/9 7:00 (2018/8/9 11:50更新)
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長崎は9日、73回目の原爆の日を迎えた。爆心地近くの平和公園(長崎市)では平和祈念式典が開かれ、追悼の祈りがささげられた。田上富久市長は平和宣言で、昨年国連で採択された核兵器禁止条約の早期発効を訴え、日本政府に「条約に賛同し、世界を非核化に導く道義的責任を果たすことを求める」と述べた。

平和祈念式典で放たれたハトと平和祈念像(9日午前、長崎市の平和公園)

平和祈念式典で放たれたハトと平和祈念像(9日午前、長崎市の平和公園)

平成最後の式典に出席したのは、市によると被爆者や遺族、71カ国の代表ら。国連のグテレス事務総長が現職の事務総長として初めて長崎の式典に参加した。参列者は原爆投下時刻の午前11時2分に黙とうをささげた。

この1年間で新たに3511人の原爆死没者の名簿が奉安され、長崎原爆の死没者は計17万9226人になった。

平和宣言で田上市長は、唯一の戦争被爆国として日本政府に核兵器禁止条約への賛同を求めるとともに、国際社会に向けて「核兵器禁止条約が一日も早く発効するよう、各国政府と国会に署名と批准を求めてほしい」と訴えた。

安倍晋三首相はあいさつで「核兵器国と非核兵器国双方の協力を得ることが必要だ」と指摘。非核三原則の堅持を強調し「国際社会の取り組みを主導していく決意だ」と述べた。日本が参加を見送っている核兵器禁止条約は昨年に続き言及しなかった。

グテレス氏は「悲劇を繰り返してはならない」と呼び掛け、国際社会に核軍縮に全力で取り組むよう求めた。

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