2018年10月24日(水)

京大、自己免疫性膵炎の発症の仕組み解明

関西
科学&新技術
2018/8/9 3:00
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京都大の千葉勉名誉教授らは難病の「自己免疫性膵(すい)炎」が発症する仕組みを解明した。体に備わる免疫機構が、膵臓の細胞を支えるたんぱく質を誤って攻撃することで炎症などが起きていた。

この病気は膵臓がんと撮影画像がよく似ており、診断が難しい例もある。たんぱく質を攻撃する抗体が血液中にあるかどうかを調べることで、確実な診断が可能になるとみている。

成果は米科学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(電子版)に9日掲載される。

自己免疫性膵炎は難病の「IgG4関連疾患」の一つ。膵臓の炎症や黄疸(おうだん)が表れ、糖尿病などを招く。国内患者は5千~1万人とされ、ステロイド剤で治療するが、根治は難しい。発症の詳しい仕組みは未解明だった。

千葉名誉教授と塩川雅広・神戸大学特別研究員らは、患者の体内にできた抗体「IgG1」が膵臓のどこを攻撃しているか調べ、膵臓細胞を支える役割などを持つたんぱく質「ラミニン511」が抗体の標的だと分かった。

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