2019年4月26日(金)

ボクシング連盟、山根会長辞任 告発側は除名要求

2018/8/8 19:42
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アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟の山根明会長が助成金の不正流用などの疑惑で告発されていた問題で、山根会長は8日、具体的な理由を説明しないまま辞任を表明した。日本オリンピック委員会(JOC)などに告発状を提出した団体は同日、記者会見し、山根氏の連盟からの除名と理事全員の解任を要求した。

辞任を表明し、頭を下げる日本ボクシング連盟の山根明会長(左)(8日午後、大阪市北区)

辞任を表明し、頭を下げる日本ボクシング連盟の山根明会長(左)(8日午後、大阪市北区)

連盟の吉森照夫専務理事は同日、記者会見し、自身も「辞任を検討する」とし、理事のほぼ全員が辞任の意思を示していることを明らかにした。

山根氏は記者団の取材に対し「選手の皆様には、このような問題があったことに対して、会長として申し訳ない」などと述べて頭を下げた。

山根氏はこれまで、五輪男子代表選手に日本スポーツ振興センター(JSC)が交付した助成金の分配を指示したことや過去の暴力団組長との交友を認める一方、審判への圧力や過剰な接待を要求した疑惑を否定。この日は疑惑について一切触れず、記者の質問にも応じなかった。

告発状を提出した「日本ボクシングを再興する会」の菊池浩吉・宮崎県ボクシング連盟副会長は記者会見で「説明をしなかったのは逃げたという印象だ」と批判。鶴木良夫代表は「現体制を入れ替えて公平性のある組織を確立したい」とし、山根氏の除名と全理事の解任の必要性を強調した。

同会は、審判への圧力の証拠として山根氏のものだとする音声データを新たに公表した。

スポーツ庁の鈴木大地長官は8日、記者団の取材に対し「(山根氏が)すっかりボクシング界から身を引かれることを希望する」と述べ、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて連盟の体制立て直しを求めた。

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