2019年7月21日(日)

タイ中銀、政策金利据え置き 米貿易政策を注視

2018/8/8 18:06
保存
共有
印刷
その他

【バンコク=小谷洋司】タイ中央銀行は8日に開いた金融政策委員会で、政策金利(翌日物レポ金利)を年1.5%に据え置くことを決めた。タイ経済は輸出主導の回復を続けているが、個人消費になお弱さが残る。中国との貿易戦争を引き起こしている米国の貿易政策の行方や観光業の減速がリスク要因との判断も示した。

東南アジアではインドネシアやフィリピンの中銀が相次いで利上げに踏み切ったが、タイは15年4月の利下げ(0.25%)を最後に、3年以上も政策金利を変えていない。国内総生産(GDP)の約1割に相当する経常黒字が通貨バーツを下支えしており、タイ中銀が通貨防衛を意識する状況にはなっていない。

政策委は会合後の声明で、輸出が従来想定から上振れする可能性を示す一方、高止まりする家計債務が足を引っ張り、購買力の回復に時間を要しているとの見方を示した。南部のリゾート地プーケットで多数の死者を出した7月上旬のボート転覆事故をきっかけに、訪タイ中国人の客足が鈍る恐れにも言及した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。