2019年6月24日(月)

三菱日立パワー、ガスタービンで世界首位 18年上期

2018/8/8 17:36
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三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は8日、2018年1~6月のガスタービン世界シェア(受注発電容量ベース)で首位になったと発表した。14年の同社設立以来、半期での首位は初。ライバルの米ゼネラル・エレクトリック(GE)や独シーメンスはこの間、火力発電部門のリストラに着手。利益重視の営業戦略に切り替えており、MHPSが受注を積み増す結果につながった。

米調査会社マッコイ・パワー・レポートによると、18年上期のガスタービン世界シェアはMHPSが40%で、シーメンスの29%、GEの20%を大きく上回った。特に出力18万キロワット以上の大型・超大型の受注が好調で、同市場の半分以上をMHPSが押さえた。

ただ、背景にはライバルの敵失もある。GEは火力発電機器を担うパワー部門で全世界1万2000人を削減するとともに、営業戦略の見直しに乗り出している。受注価格を引き下げて受注を目指す戦略を改め、採算性を重視。シーメンスも得意とする欧州市場向け風力事業に経営資源を集中させた。結果的にMHPSがアジアを中心とした大型案件を手中に収めることになった。

代表例が18年2月に受注を発表したタイの火力発電事業。最新設備「ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)」を導入し、発電容量は原子力発電所5基分に相当する530万キロワットに上る。

タイの別の案件を巡っては、MHPSの元取締役ら3人が18年7月、不正競争防止法違反(海外公務員への贈賄)罪で在宅起訴された。この事件では日本版「司法取引」が適用され、法人としてのMHPSは不起訴になっており、2月に受注したGTCC建設計画には影響が出ないとみられている。

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