2018年12月12日(水)

リゾート地で仕事しませんか、三菱地所がオフィス

2018/8/8 16:53
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三菱地所は8日、旅先で休暇を楽しみながら仕事もこなす働き方「ワーケーション」の提案をテナント企業向けに始めると発表した。ワーケーションに取り組む企業を誘致している和歌山県白浜町と組み、作業や打ち合わせができる簡易オフィスを同町内に整備する。同社が管理する大都市部のビルの入居企業に呼びかけ、海辺のリゾート地での新しい働き方を提案する。

三菱地所が協定を結んだ和歌山県白浜町は海辺のリゾート地として知られる

三菱地所は白浜町が保有するオフィス向け施設の1室(約60平方メートル)を賃借。内装工事を施したうえで、「南紀白浜ワーケーションオフィス」の名称で年内に貸し出しを始める。1社単位で数日から1週間ほど貸し切りにできる。要望により複数社での共用も検討する。合宿や研修を組み込むなど複数のプランを用意する。

ワーケーションは仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた新しい働き方。ただ、インターネットなどを活用して遠隔勤務する「テレワーク」が広がるなかでも、仕事を持ち帰ることを禁じる企業もある。

ワーケーションは休暇先でのテレワークを認め、確実に長期休暇を取りやすくする。日本航空のように制度として導入している企業も出てきた。白浜町と和歌山県は地域活性化に向けてワーケーションに取り組む企業の呼び込みに注力。オフィスや通信環境を整え、体験会も開いている。

同町内には南紀白浜空港があり、東京の羽田空港から飛行機で約70分で着く。今回のオフィスは空港から車で3分と近い。

白浜町、和歌山県と協定を結んだ三菱地所の吉田淳一社長は8日の記者会見で「普段と違う環境に身を置き、心を充電しながら働くのはイノベーションを生み出すのに必須だ」と強調。和歌山県の仁坂吉伸知事も「創造的な働き方の実現には地方を活用するのがいい」と話した。

三菱地所はほかのリゾート地でも同様の簡易オフィスを整備する方針だ。地盤の東京で大規模オフィスの大量供給が続き入居企業の獲得競争が激しいなか、借り手企業の多様なニーズに応えられるようにする。

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