2019年4月24日(水)

レーシングワールド

フォローする

有力種牡馬、後継レースがいよいよ本格化

(1/3ページ)
2018/8/11 6:30
保存
共有
印刷
その他

中央競馬の夏季開催も後半戦を迎えた。夏競馬といえば2歳戦。昨年はロードカナロア、オルフェーヴルという元スターの産駒が注目を集めた。今年は注目度が高くはなかったが、目玉候補だったジャスタウェイの産駒が快進撃をみせる。5日までに5頭が勝ち星を挙げ、うちラブミーファインは函館2歳ステークス(7月22日、G3・芝1200メートル)で2着。8月4日のダリア賞(新潟・芝1400メートル)ではアウィルアウェイが圧勝。2戦2勝とした。ロードカナロア産駒も5日までに既に9勝と前年の勢いを保つ。ジャスタウェイは父ハーツクライの、ロードカナロアは父キングカメハメハのそれぞれ代表産駒といえる。両馬が種牡馬としてブレイクしつつある現状は、近年の競馬界をリードしていた有力種牡馬の後継レースが、いよいよ本格化したことを告げる。

ジャスタウェイ産駒、早々とオープン馬2頭

ジャスタウェイ産駒の勝ち馬第1号となったアウィルアウェイ(牝、母ウィルパワー)は6月9日、阪神の新馬戦(芝1200メートル)が初戦。母方は短距離血統で、陣営は初戦に1200メートルを選んだが、スタートで出遅れ、序盤は追走に苦しんだ。だが、エンジンがかかると徐々に位置取りを押し上げ、直線で先行馬をのみ込み最後は2着に2馬身差をつけた。2戦目のダリア賞は距離が1400メートルに伸び、序盤の追走は少し楽になった。初戦同様、途中から押し上げるレース運びで、騎手が軽く促した程度で快勝。ミルコ・デムーロ騎手は「スピードがすごいし、追い出してからの反応もよかった」。今後の課題は距離だが、1600メートルの桜花賞は狙えるか。

函館でデビューしたラブミーファイン(牝、ヤマノラヴ)は初戦が1800メートル、2戦目が1200メートルという珍しい臨戦過程を踏んだ。初戦は2番手から抜け出し完勝。2戦目は1200メートルの緩みない流れを3番手で追走し、直線で一度は抜け出したが、ゴール寸前でアスターペガサスの追い込みの前に鼻差で惜敗。タイムの1分9秒4は、2歳コースレコードと0秒2差。新馬戦は7頭立てだったが、当時の2、3着馬はいずれも次戦で勝ち上がっており、この点もレベルの高さを示す。

牡馬の素質馬も現れた。5日に小倉でヴェロックスが芝1800メートルの新馬戦を圧勝。好位置から直線で楽に先頭に立ち、最後はムチも使わず2着に8馬身差。タイムの1分48秒7も初戦としては上々だ。母系から中距離以上での活躍が期待される。ジャスタウェイは3歳時にもG3勝ちがあるが、本格化は4歳の秋から。天皇賞・秋でジェンティルドンナを圧倒し、翌年春はアラブ首長国連邦・ドバイのG1、ドバイ・デューティフリー(現ドバイ・ターフ=芝1800メートル)と安田記念を連勝。5歳秋にジャパンカップ2着もあり、距離に融通も利くが、2歳戦序盤でスピードのある産駒が出ている点は、早熟さを求められる昨今の競馬事情を思うと心強い。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ

春割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が5月末まで無料!

保存
共有
印刷
その他

競馬のコラム

電子版トップスポーツトップ

レーシングワールド 一覧

フォローする
グランアレグリアは中111日という過去最長のレース間隔で桜花賞に勝利=共同共同

 7日に牝馬の桜花賞(G1、阪神芝1600メートル)、14日に牡馬の皐月賞(同、中山芝2000メートル)と、3歳クラシックの第一関門レースが終わった。両レースともに史上初めて、年明け初戦の馬が優勝。前 …続き (4/20)

ドバイ・ターフで優勝したアーモンドアイ(右)=ロイターロイター

 日本競馬界のエースが海外G1連敗を止めた。3月30日、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われた、ドバイ国際競走。5つ行われるG1の1つ、ドバイ・ターフ(芝1800メートル)で、昨年のJRA …続き (4/6)

アーモンドアイ(右)は有力馬としてドバイ・ターフに出走する(昨年11月のジャパンカップ)=共同共同

 アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのメイダン競馬場で30日に行われるドバイ国際競走に今年も多くの日本調教馬が遠征する。目玉は昨年の牝馬三冠馬で、年長馬相手のジャパンカップ(G1)でも破格のレコードタイ …続き (3/23)

ハイライト・スポーツ

[PR]