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有力種牡馬、後継レースがいよいよ本格化

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2018/8/11 6:30
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中央競馬の夏季開催も後半戦を迎えた。夏競馬といえば2歳戦。昨年はロードカナロア、オルフェーヴルという元スターの産駒が注目を集めた。今年は注目度が高くはなかったが、目玉候補だったジャスタウェイの産駒が快進撃をみせる。5日までに5頭が勝ち星を挙げ、うちラブミーファインは函館2歳ステークス(7月22日、G3・芝1200メートル)で2着。8月4日のダリア賞(新潟・芝1400メートル)ではアウィルアウェイが圧勝。2戦2勝とした。ロードカナロア産駒も5日までに既に9勝と前年の勢いを保つ。ジャスタウェイは父ハーツクライの、ロードカナロアは父キングカメハメハのそれぞれ代表産駒といえる。両馬が種牡馬としてブレイクしつつある現状は、近年の競馬界をリードしていた有力種牡馬の後継レースが、いよいよ本格化したことを告げる。

ジャスタウェイ産駒、早々とオープン馬2頭

ジャスタウェイ産駒の勝ち馬第1号となったアウィルアウェイ(牝、母ウィルパワー)は6月9日、阪神の新馬戦(芝1200メートル)が初戦。母方は短距離血統で、陣営は初戦に1200メートルを選んだが、スタートで出遅れ、序盤は追走に苦しんだ。だが、エンジンがかかると徐々に位置取りを押し上げ、直線で先行馬をのみ込み最後は2着に2馬身差をつけた。2戦目のダリア賞は距離が1400メートルに伸び、序盤の追走は少し楽になった。初戦同様、途中から押し上げるレース運びで、騎手が軽く促した程度で快勝。ミルコ・デムーロ騎手は「スピードがすごいし、追い出してからの反応もよかった」。今後の課題は距離だが、1600メートルの桜花賞は狙えるか。

函館でデビューしたラブミーファイン(牝、ヤマノラヴ)は初戦が1800メートル、2戦目が1200メートルという珍しい臨戦過程を踏んだ。初戦は2番手から抜け出し完勝。2戦目は1200メートルの緩みない流れを3番手で追走し、直線で一度は抜け出したが、ゴール寸前でアスターペガサスの追い込みの前に鼻差で惜敗。タイムの1分9秒4は、2歳コースレコードと0秒2差。新馬戦は7頭立てだったが、当時の2、3着馬はいずれも次戦で勝ち上がっており、この点もレベルの高さを示す。

牡馬の素質馬も現れた。5日に小倉でヴェロックスが芝1800メートルの新馬戦を圧勝。好位置から直線で楽に先頭に立ち、最後はムチも使わず2着に8馬身差。タイムの1分48秒7も初戦としては上々だ。母系から中距離以上での活躍が期待される。ジャスタウェイは3歳時にもG3勝ちがあるが、本格化は4歳の秋から。天皇賞・秋でジェンティルドンナを圧倒し、翌年春はアラブ首長国連邦・ドバイのG1、ドバイ・デューティフリー(現ドバイ・ターフ=芝1800メートル)と安田記念を連勝。5歳秋にジャパンカップ2着もあり、距離に融通も利くが、2歳戦序盤でスピードのある産駒が出ている点は、早熟さを求められる昨今の競馬事情を思うと心強い。

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