2018年11月16日(金)

コロンビア新大統領が就任 ドゥケ氏、左翼ゲリラとの和平合意「誤り正す」

2018/8/8 10:22
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【サンパウロ=外山尚之】南米コロンビアで7日、6月の決選投票で大統領に当選したイバン・ドゥケ氏(42)が就任した。任期は4年。ドゥケ氏はかねて、サントス前大統領が実現した左翼ゲリラとの和平合意の見直しを主張。7日の就任演説でも「構造的な誤りを正す」と訴え、合意修正に改めて意欲を示した。一方、合意の対象でなく活動を続けているゲリラには和平を呼びかけた。

7日、首都ボゴタでの就任式で演説するコロンビアのドゥケ大統領=ロイター

ドゥケ氏は演説で前政権による左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)との和平合意について「(FARCが関わった内戦の)犠牲者は道徳上の補償を求めている」と述べ、内容を見直す姿勢を示した。「ゲリラ基地の武装解除や再統合のための政策を強化する」とも語り、「平和を求めている」と強調した。

サントス氏は和平合意の功績でノーベル平和賞を受けた。

FARCは武装解除されたが、ほかのゲリラ組織は残る。現状で国内最大の左翼ゲリラとされる民族解放軍(ELN)に対してドゥケ氏は「30日以内に責任ある進展を実現する」と言明し、国連やカトリック教会の協力を得て和平交渉に乗り出すと明らかにした。

経済政策では年4%の成長率を目指すと表明。IT(情報技術)の活用による行政の効率化や法人税減税を通じた所得引き上げ、輸出拡大などに努力すると説明した。

緊張関係にある隣国ベネズエラにも言及。「独裁」という言葉を使い、同国のマドゥロ大統領の強権統治を批判。「我々は地域の人々の自由を促進する」とも語った。

経済が破綻状態のベネズエラからは多数の難民がコロンビアに流入。マドゥロ氏は同氏を狙ったとみられる4日の暗殺未遂事件を巡り「コロンビアのサントス大統領(当時)が攻撃の背後にいるのは疑いようがない」と発言していた。

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