反核運動導いた被爆者遺影 国立長崎平和祈念館で公開

2018/8/8 9:20
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国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(長崎市)は8日までに、反核運動を長く導いてきた長崎被爆者の谷口稜曄(すみてる)さんと山口仙二さんの遺影を登録し、公開を始めたと発表した。

長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館のモニターに表示された谷口さん(左)と山口さんの遺影=共同

昨年88歳で死去した谷口さんは、30日で一周忌を迎える。熱線で体がただれた「赤い背中の少年」の写真で国際的に知られる。5年前に82歳で世を去った山口さんは、1982年の国連軍縮特別総会で演説。核兵器の惨禍を伝えて「ノーモア・ウォー(戦争)、ノーモア・ヒバクシャ」と訴えた。56年に発足した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の活動を、草創期から共に支えた。

遺影は、2人が会長を務めた長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)の登録依頼に、遺族が応じて提供したもの。館内のモニターで見ることができる。

長崎被災協の柿田富美枝事務局長(64)は、来館者に「2人が世界に発信した思いを感じ取ってほしい」と願っている。〔共同〕

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