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サントリー、ウイスキー在庫欧州で積み増し 貿易摩擦で

サントリーホールディングス(HD)の肥塚真一郎取締役は7日、2018年1~6月期の連結決算の発表で、米国発の貿易摩擦について懸念を改めて示した。欧州連合(EU)などが米国産のバーボンウイスキーに報復関税を発動する動きに先駆けて、「主に欧州など、報復関税の発動国で在庫を3カ月程度に積み増している」ことを明らかにした。

会見するサントリーホールディングスの肥塚真一郎取締役

サントリーHDの新浪剛史社長は7月上旬、EUが報復関税を発動する動きを受けて、当面は価格を維持する方針を示した。だが、報復関税が長期間にわたる場合は「来年にもメーカー出荷価格を引き上げる検討をする」とも述べた。

肥塚取締役は7日、値上げは決めていないとしながらも「報復関税が長期化した場合、顧客に負担がない選択肢を選ぶが、価格改定も考えていかなければならない」と改めて語った。各国の在庫をにらみながら、値上げの有無を含めて検討することになる。

同日発表した2018年1~6月期連結決算(国際会計基準)は純利益が747億円と前年同期比で37%増えた。傘下の米蒸留大手ビームサントリーが好調で、世界的な需要拡大を追い風とするウイスキーなどが利益をけん引した。

売上高は1兆1893億円と、3%増えた。酒類部門では米ビームサントリーでバーボン「ジムビーム」が好調。日本では主力の国産ウイスキー「角瓶」のほか、ジムビームも伸ばした。清涼飲料部門では日本で主力の飲料水「天然水」など定番商品が好調だったほか、アジア事業も伸びた。

増収効果のほか、調味料など一部の加工食品事業を売却したことも寄与。営業利益は1231億円と5%増えた。

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