2018年10月19日(金)

ツナ缶のタイ・ユニオン、訴訟響き99%減益

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アジアBiz
2018/8/7 15:27
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【バンコク=岸本まりみ】ツナ缶世界最大手のタイ・ユニオン・グループは6日、2018年4~6月期の連結純利益が前年同期比99%減の963万バーツ(約3300万円)だったと発表した。ツナ缶ブランド「チキン・オブ・ザ・シー」を展開する米子会社が価格談合訴訟の和解に向けて4400万ドル(約48億円)を引き当てたため、大幅な減益となった。

タイ・ユニオンの生産するツナ缶

米国では15~16年にかけて、ウォルマートをはじめとする複数の小売業者や卸売業者がツナ缶大手が価格カルテルを結んでいるとして訴訟を起こした。タイ・ユニオンは「4~6月期に米子会社とウォルマートが和解に達した」と発表。他の訴訟でも交渉を続けており「潜在的なリスクを反映するため」(同社)引当金を計上した。

売上高は2%減の341億バーツだった。事業別でみると、売り上げの減少幅がもっとも大きかったのはエビやサーモンなどの冷凍・冷蔵シーフード事業で3%減。売り上げの約4割を占める北米市場の苦戦が響いた。主力のツナ缶事業は2%減だった。

同社は中国などアジア市場の開拓に力を入れている。ティラポン・チャンシリ最高経営責任者(CEO)は「不安定さを克服するため、事業の地理的多様性を高めながら引き続き努力していく」としている。

同社は20年までにグループ売上高を現状のおよそ2倍の80億ドルに押し上げる目標を掲げている。

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