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トルコリラ、対ドルで過去最安値更新 対米関係悪化で売りが加速

【イスタンブール=佐野彰洋】対米関係の悪化を背景に、トルコの通貨リラが急落している。6日、対ドル相場は一時1ドル=5.42リラ台まで下げ、過去最安値を更新した。前週末と比べた下げ幅は5%を超えた。トルコ中央銀行は市中銀行が中銀に預ける外貨準備率の上限を引き下げると発表したが、市場では通貨防衛には不十分との失望感が広がり、リラ売りに拍車が掛かった。

中銀は7月下旬の金融政策決定会合で、市場の予想に反して利上げを見送った。中銀は金融引き締めを嫌うエルドアン大統領の圧力にさらされ、身動きがとれないとの見方も出ている。

トルコ在住の米国人牧師拘束問題を巡り、トランプ米政権は1日、トルコの法相と内相を資産凍結などの制裁対象とする異例の強硬措置を講じた。3日には米通商代表部(USTR)がトルコに適用している関税優遇措置の見直しを検討していると発表した。

これに対抗し、エルドアン氏は4日、米国の2閣僚を制裁対象とすると表明した。大型のインフラ開発に固執するエルドアン政権下で財政規律の低下が懸念されていることや、トルコが良好な関係を保つ隣国イランに対する米国の制裁が7日から一部復活することも、リラ売りの材料となった。

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