2018年11月19日(月)

朝鮮半島への遺骨返還、「日韓朝の民間で推進」
金大中元韓国大統領の三男が会見

2018/8/6 18:41
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韓国の民間団体「民族和解協力汎国民協議会(民和協)」は6日、都内で記者会見を開き、日本の植民地時代に徴用され日本で亡くなった朝鮮半島出身者の遺骨の持ち帰りについて、金弘傑(キム・ホンゴル)代表が「南北(朝鮮)と日本の民間で協力し取り組む必要がある」と述べた。日本や北朝鮮の民間団体と連携し、遺骨の実態調査や日本政府との返還交渉を進める考えを示した。

6日に都内で記者会見した韓国の民間団体「民族和解協力汎国民協議会(民和協)」の金弘傑代表(中央)

金氏は韓国の故・金大中元大統領の三男。民和協によると東京・祐天寺に朝鮮半島出身者の遺骨が700柱あり425柱が北朝鮮出身者のもの。このうち少なくとも2遺族が北朝鮮にいると判明しているが「日本政府から入国を拒絶され対面確認ができない」(民和協)という。

金氏は7月に北朝鮮を訪問し、日本からの遺骨返還に南北共同で取り組む推進委員会を結成していた。6日の記者会見には北朝鮮側の代理として在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が参加、日本側も賛意を示す財団法人が出席した。

会見で金氏は「遺族を(日本に)呼び追悼祭を開きたい」と話し、「遺骨返還について日本政府当局と協議していく」と述べた。山口県宇部市の炭鉱跡地など日本各地に埋まっているとされる遺骨の発掘や調査にも取り組むという。

金氏は記者会見で今回の活動の目的が「人道支援」だと説明。歴史問題で日本を揺さぶることが狙いではないという認識をにじませ、「南北と日本の国民が(遺骨返還を)一つ一つ解決することが、北東アジアの平和に寄与する」と訴えた。

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