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「赤雪」現象起こす藻類 北極と南極で共通

世界各地で雪を赤く染める「赤雪」という現象を引き起こし、氷河などの融解を加速させる微生物、雪氷藻類の大半が北極と南極で同じ種類であることが、千葉大の竹内望教授(雪氷生物学)や山梨大の瀬川高弘助教(同)らの調査で分かった。研究結果を6日、英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表した。

2015年1月、南極で数百平方メートルにわたって観測された「赤雪」=瀬川高弘・山梨大助教提供・共同

南北両極は約2万キロ離れ、共通して生息する生物は限られるが、研究結果によると、雪氷藻類の一部は風に乗り、両極間を飛び交っている可能性が高い。竹内教授によると、雪氷藻類は強い光でDNAが傷つくのを防ぐため、サングラスのように紫外線をカットする赤い色素を細胞に蓄積。大量に繁殖すると、雪を赤く染め、太陽光を吸収しやすくなるため、氷河や氷床の融解を速める一因となる。

竹内教授は「温暖化などの影響で赤雪がさらに広がり、中低緯度も含め、地球全体で氷河や氷床の融解が進む可能性もある」と指摘する。

研究では南北両極の氷河や積雪上で赤雪を収集。雪氷藻類の遺伝子を解析した結果、少なくとも22種の藻類を確認。このうち全体の個体数の9割以上を占める7種を両極ともに検出した。〔共同〕

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