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小祝ら躍動 女子ゴルファー「黄金世代」の夏
編集委員 吉良幸雄

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2018/8/9 6:30
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15歳でツアー優勝した勝みなみ(20)に、17歳で国内最高峰のメジャー、日本女子オープンを制した畑岡奈紗(19)――。1998~99年生まれで同学年の彼女たちは「黄金世代」として、今や女子ツアーの一大勢力となりつつある。2017年夏のプロテストでは勝、新垣比菜(19)をはじめ11人が合格。今年7月のプロテスト(兵庫・チェリーヒルズGC)でも、すでにツアーで活躍しており、8月10日に20歳の誕生日を迎える大里桃子や原英莉花(19)ら7人の黄金世代組が合格し、「新人プロ」の一員となった。

最終日のプレー、初優勝への鍵

今季ツアーの賞金ランクで、黄金世代トップの10位につけるのは小祝さくら(20)。中京テレビ・ブリヂストン(5月)、センチュリー21女子の2位を含めトップ10入りが6回。7月のサマンサタバサ女子(4位)、センチュリー21と2週連続で最終日を首位発進するなど、この夏の充実ぶりが際立つ。北海道出身らしく色白で、暑さは苦手といいながら猛暑のセンチュリー21では初日に10アンダー、62の快スコアをマークした。パットが得意だったアマチュア時代を思い返すと「自分でラインを読んでいたな」。迷いが生じないようにキャディーと相談しないようにしたところ吉と出たという。小祝の持ち味は安定したティーショットだ。平均飛距離(239.48ヤード、32位)とフェアウエーキープ率(67.74%、29位)をポイント換算したトータルドライビングは6位。手堅くグリーンに乗せ、パットが決まればビッグスコアをたたきだせる。

小祝の持ち味は安定したティーショット=共同

小祝の持ち味は安定したティーショット=共同

アマでは勝や畑岡、新垣に比べると地味な存在だった。だが同い年の仲間の活躍に刺激されないわけはない。「みんな上手なので、自分も頑張って追いつけるように」。全英リコー女子オープンで4位と健闘した比嘉真美子、上田桃子と同じ辻村明志コーチについてショットを磨き、パットも鈴木愛ら「うまい人を見て参考にしている」という。ニッポンハム女子で予選落ちした週末は、セガサミー杯を観戦、金庚泰のパッティングに目を凝らした。ただ、闇雲にほかの選手のマネをするわけでなく、自ら考え、取捨選択できるのが強みだろう。ふだんの口調はおっとり。あくまでマイペースで着実にプロの階段を上っている。

「開幕から初優勝をめざしてやっている」が、惜敗が続く。本人も自覚するように、スコアを伸ばしきれない最終日のプレーが初Vへの鍵を握る。技術的にはサンドセーブ率(76位)、リカバリー率(61位)が示すように小技も課題だ。賞金シードが確実になっても、開幕戦から休みなしで出場。「自分は油断があったりプレッシャーがないと予選落ちしたりする。初優勝、(最終戦の)リコーカップを目指して1試合1試合頑張る」と気を引き締める。地元大会の北海道meijiカップでは最終日を9位で出ながら27位に沈んだ。所属スポンサーが主催する2週後のニトリ女子でリベンジをと意欲を燃やす。

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