NTTドコモ、4~6月期決算は増収増益 決済など好調
NTTドコモは2018年4~6月期決算を2018年8月2日に発表した。売上高は前年同期比3.8%増の1兆1767億円、営業利益は同9.9%増の3099億円と増収増益となった。光通信サービスが好調で176億円増益、モバイル通信サービスも18億円プラスに働いた。

NTTドコモの吉沢和弘社長は「通信事業およびスマートライフ領域ともに増収増益となった」と満足げに語った。本業の通信事業は売上高が前年同期比403億円増の9636億円、営業利益が同216億円増の2666億円だった。携帯電話契約数は前年同期比2%増の7675万契約、解約率は0.59%だった。前年同期は0.67%だった。
dTVなどのコンテンツサービスやdカードなどの金融・決済サービス、法人向けソリューションなどからなる「スマートライフ領域」は売上高が前年同期比30億円増の2187億円、営業利益が同63億円増の433億円だった。金融・決済サービスが好調だったという。同領域の営業利益について「年間目標の1400億円に向けて着実に進んでいる」と吉沢社長は話す。dポイントクラブの会員数は前年同期比7%増の6652万会員だった。dポイントの提携先数は前年同期の138から約2倍の273に増えた。
(日経 xTECH/日経コンピュータ 田中 陽菜)
[日経 xTECH 2018年8月3日掲載]