2019年8月26日(月)

【写真特集】西日本豪雨1カ月 遠い日常、復旧一歩ずつ

2018/8/6 11:48
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西日本豪雨は6日、気象庁が各地に大雨特別警報を出した7月6日から1カ月を迎えた。土砂災害や浸水被害に見舞われた地域では酷暑の中、住民やボランティアによる土砂の除去や片付けが続くが、生活再建はこれからだ。特産の農水産物への打撃も大きく、生産者は今後の見通しをたてられない。被災地にはいまだ深い傷痕が残る。

流れ込んだ土砂が乾いて、ひび割れた田んぼ。父から受け継いだ農地を守ってきた守屋杢男さん(81)は「早く再開したいが、いつになるか分からん。今できることをやるしかねえ」と話した(2日、岡山県倉敷市真備町地区)

流れ込んだ土砂が乾いて、ひび割れた田んぼ。父から受け継いだ農地を守ってきた守屋杢男さん(81)は「早く再開したいが、いつになるか分からん。今できることをやるしかねえ」と話した(2日、岡山県倉敷市真備町地区)

カキの養殖が盛んな広島県呉市の黒瀬川河口では、養殖棚にたまった土砂や漂流物の除去作業が続く。漁師の平本清士さん(63)は「家を失った人に比べたらこれぐらい何でもない。またお客さんにおいしいカキを届ける」と汗を拭った(2日)

カキの養殖が盛んな広島県呉市の黒瀬川河口では、養殖棚にたまった土砂や漂流物の除去作業が続く。漁師の平本清士さん(63)は「家を失った人に比べたらこれぐらい何でもない。またお客さんにおいしいカキを届ける」と汗を拭った(2日)

増水した川から流れ込んだ水につかり腐敗したブドウ。農家の武本昌子さん(85)は「良いのができたと喜んでいたのに。もう年だから片付けられん」と肩を落とした(7月30日、岡山県倉敷市真備町地区)

増水した川から流れ込んだ水につかり腐敗したブドウ。農家の武本昌子さん(85)は「良いのができたと喜んでいたのに。もう年だから片付けられん」と肩を落とした(7月30日、岡山県倉敷市真備町地区)

豪雨で斜面が崩壊したミカン畑。農家の河野雄哉さん(33)は「流された果樹の被害だけでなく、散水の設備などが壊れ、残った木の手入れができない。被害は広がる」と悔しそうな表情を浮かべた(7月30日、愛媛県宇和島市)

豪雨で斜面が崩壊したミカン畑。農家の河野雄哉さん(33)は「流された果樹の被害だけでなく、散水の設備などが壊れ、残った木の手入れができない。被害は広がる」と悔しそうな表情を浮かべた(7月30日、愛媛県宇和島市)

豪雨による浸水で中四国最大の食肉処理場が操業を一時停止した。出荷は再開したが豚舎が混雑する状況はしばらく続いた(7月31日、愛媛県大洲市)

豪雨による浸水で中四国最大の食肉処理場が操業を一時停止した。出荷は再開したが豚舎が混雑する状況はしばらく続いた(7月31日、愛媛県大洲市)

道路に積み上げられた大量の災害廃棄物。岡山県全体で約41万トンと推計され、県の年間ごみ総排出量の6割に相当する(1日、岡山県倉敷市真備町地区)

道路に積み上げられた大量の災害廃棄物。岡山県全体で約41万トンと推計され、県の年間ごみ総排出量の6割に相当する(1日、岡山県倉敷市真備町地区)

泥だらけのボランティア。土砂と砂ぼこりの中の復旧作業が続く(3日、広島県坂町)

泥だらけのボランティア。土砂と砂ぼこりの中の復旧作業が続く(3日、広島県坂町)

連日の猛暑が復旧の足かせに。作業の合間に顔を洗うボランティア(7月31日、岡山県倉敷市真備町地区)

連日の猛暑が復旧の足かせに。作業の合間に顔を洗うボランティア(7月31日、岡山県倉敷市真備町地区)

ボランティアに参加し、家財道具を運び出す高校球児。2年生の浦早秀君(16)は「家が土砂に埋まっていて信じられない光景だった。作業はしんどいけど、被災者の方はもっとつらい思いをしている。そう考えると頑張れる」と手に力を込めた(7月31日、広島県坂町)

ボランティアに参加し、家財道具を運び出す高校球児。2年生の浦早秀君(16)は「家が土砂に埋まっていて信じられない光景だった。作業はしんどいけど、被災者の方はもっとつらい思いをしている。そう考えると頑張れる」と手に力を込めた(7月31日、広島県坂町)

浸水被害を受けた真備町地区の小学生に新しい教科書が配られた。担任の先生から受け取り、再会に笑顔を見せる3年生の児童(1日、岡山県倉敷市)

浸水被害を受けた真備町地区の小学生に新しい教科書が配られた。担任の先生から受け取り、再会に笑顔を見せる3年生の児童(1日、岡山県倉敷市)

(小川望、山本博文、淡嶋健人、目良友樹、小幡真帆撮影)

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