2018年9月25日(火)

名古屋で40.3度 観測史上初、「サウナみたい」

猛暑
中部
2018/8/3 20:30
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 東海地方は3日も高気圧に覆われて気温が上がり、名古屋市で40.3度を記録した。同市の最高気温が40度を超えるのは1890年の観測開始以来初めて。市内を歩く観光客らは「まるでサウナ」と驚いた。夏休みのプールは例年以上に混雑。熱中症の救急搬送者も記録的な数に達し、気象庁は警戒を求めている。

日傘を差して名古屋城を観光する人たち(3日、名古屋市中区)

 「名古屋は暑すぎる」。名古屋城(同市中区)を母親らと訪れた東京都練馬区の清川ひいなさん(11)は強い日差しが注ぐなか、汗を拭った。「日焼け止めを塗ったのに、効かない」とこぼす。自動販売機のスポーツドリンクや水は売り切れ、本丸御殿では扇風機の前に人だかりができた。

 観光で来日したドイツ人男性(27)は「あまりの暑さで水を手放せない」。静岡県掛川市から訪れた高校生、柴本瞭さん(18)は「こんな暑さは初めて。サウナみたいだ」と疲れ切っていた。

 気象庁によると、3日の東海地方は、日本海側から乾いた風が平野部に吹き下ろした影響で気温が上がった。名古屋市千種区の名古屋地方気象台にある観測点で午後2時すぎに40.3度となり、1942年8月2日に記録した39.9度を76年ぶりに更新した。東京23区、大阪市、名古屋市の3大都市で40度を超えたのは観測史上初めて。

 ほかに、岐阜県美濃市で40.3度、多治見市で39.9度、三重県桑名市で39.8度、愛知県豊田市で39.6度を観測。東海地方の広い範囲で35度以上の猛暑日となった。

 体調を崩す人も相次いでいる。名古屋市消防局によると、7月に市内で熱中症の疑いで救急搬送された人は1301人。昨年7月(373人)の3倍を超え、月単位で過去最多だった。8月3日の搬送者は午後4時時点で15人にとどまったが、消防局は「適切な冷房の使用やこまめな水分・塩分補給に努めてほしい」と対策を呼び掛けている。

 屋外プールは涼を求める若者や家族連れでにぎわう。桑名市のレジャー施設「ナガシマスパーランド」のプールには開園前から行列ができ、3日は約2万4千人が来場。7月中旬以降の来場者数は例年より1割ほど多い日が続く。熱中症を防ぐため、ウオータースライダーの順番を待つ場所に扇風機を置くなどの対策を講じているという。

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