首相支持4派、事実上の選対立ち上げ 自民総裁選に備え

2018/8/3 22:12
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9月の自民党総裁選で安倍晋三首相の3選を支持する党内4派の幹部が3日、党本部で総裁選対応をめぐって協議した。首相の正式な立候補表明に備え、4派合同の総裁選対策本部を事実上、立ち上げた。国会議員票(405票)や党員・党友による地方票(405票)の支持固めの動きを本格化させる構えだ。

会合に出席したのは4派の事務総長らで、首相の出身派閥で党内最大の細田派の下村博文、第2派閥の麻生派の棚橋泰文、第4派閥の岸田派の望月義夫、第5派閥の二階派の平沢勝栄各氏らが参加した。

首相の総裁3選への支持を呼びかけるため8月下旬以降、47都道府県で集会を開き、衆院の小選挙区ごとに国会議員の責任者を置いて党員に電話することなどを申し合わせた。首相側近の下村氏は協議後、記者団に「首相が正式表明してからでは間に合わないこともあるので、事務的な準備だけは水面下で進めていく」と語った。

首相の正式な出馬表明は8月中旬以降になる見通しだ。首相は3日、首相公邸で自民党の名古屋市会議員と意見交換した。総裁3選を支持する声を受け、首相は「しかるべき時が来たら態度を表明する。みなさんの思いはありがたく受け止める」と述べた。

各派が早くも動き出しているのは、総裁選後の閣僚・党役員人事などをにらみ、党内の主流派として主導権を握りたいためだ。選対の立ち上げに向けた準備会合はこれまで岸田派を除く3派が進めてきた。岸田文雄政調会長の不出馬表明を受け、この日から岸田派もメンバーに加わった。

第3派閥の竹下派では、派内で首相を支持するか、対抗馬となる石破茂元幹事長を支持するかで意見がまとまっていない。同派所属の衆院議員だけが集まった2日の会合は首相支持の声が相次いだ。一方で、参院側は石破氏支持で調整が進むなど、派内の亀裂が表面化している。

竹下氏は7日にも衆院議員から意見を聞き、8日には派閥の会長代行で参院竹下派トップの吉田博美参院幹事長らとの協議に臨む。9日に長野市で開く同派の会合で派閥としての態度を表明する方針だ。

自民党は6日に総裁選管理委員会の初会合を党本部で開き、石原派の野田毅元自治相を委員長に選出する見通しだ。総裁選は来月7日に告示し、20日に投開票する日程が軸になるとみられる。

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