2018年12月15日(土)

「国家の崩壊」を象徴する館 西洋史家 本村 凌二

あすへの話題
2018/8/10 14:00
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日本経済新聞 電子版
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こよなく晴れた暑い夏の日だった。せみの声だけが鳴り響いていたという。昭和20年(1945年)8月15日のこと。

私の恩師は後にローマ史学の大家になるのだが、若くして熱心なキリスト教徒でもあった。大学予科に在学中でも、戦時中の大政翼賛会のあおる天皇制ファシズムの体制に批判の念をいだいていた。だが、古びたラジオの前で終戦の玉音放送を聞くと、なぜだか直立不動の姿勢になってしまったという。やがて気力も抜…

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