2019年5月27日(月)

ジンバブエ大統領選、現職ムナンガグワ氏が勝利
野党は「不正」と反発

2018/8/3 9:28
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【イスタンブール=佐野彰洋】アフリカ南部ジンバブエの選挙管理委員会は3日未明(日本時間同日朝)、7月30日投票の大統領選で、現職のエマーソン・ムナンガグワ大統領(75)が当選に必要な過半数を上回る50.8%の票を得て勝利したと発表した。最大野党、民主変革運動(MDC)のネルソン・チャミサ議長(40)は選挙に不正があったと反発しており、野党側が選挙結果を受け入れるかが当面の焦点となる。

ジンバブエ大統領選で勝利したムナンガグワ氏=ロイター

今回の大統領選と議会選は独立から37年間にわたって実権を握ったムガベ前大統領が2017年11月の政変で失脚した後で初めての選挙だった。同国の民主化を占う試金石として、国際社会も注視してきた。

ムナンガグワ氏はムガベ氏の元側近で、独裁体制を支えてきた。ムナンガグワ氏は3日、ツイッター上で「光栄だ」と国民に謝意を表明し、「新しい始まりだ」と融和を呼び掛けた。議会選でも同氏の与党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)がMDCに大差をつけて勝利した。

一方、44.3%の票を得たチャミサ氏は2日、大統領選での自身の勝利を改めて主張した。「不正操作を許さない」と強調しており、街頭での抗議行動などで混乱が生じる可能性もある。

事前の選挙運動や投票当日はおおむね平穏に推移したが、1日には結果公表の遅れにいら立つMDC支持者と治安部隊が首都ハラレで衝突した。軍の発砲が原因とみられる死者数は2日、6人に増えた。ロイター通信によると、MDC本部には警察が踏み込み、16人が逮捕された。

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