経済財政白書、私はこう見る
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3日の閣議に提出された2018年度の年次経済財政報告(経済財政白書)について、有識者に評価を聞いた。
「アベノミクスの負の部分への分析なく」 小峰隆夫・大正大学教授
巻頭で専門家、企業人、若者など幅広い読者を意識したと明示しており、位置付けとして評価できる。実際に一般の人もわかりやすいよう配慮してある。「注目点」としてまとめた新機軸のコラムも良かった。専門的見地からも、豊富なデータや独自調査を使って経済状況を数字で示す工夫がしてあり、独自の分析があった。
一方、...
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