2019年9月21日(土)

オフィスに100円総菜、「おかん」が提供

2018/8/2 17:12
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総菜提供サービスのおかん(東京・渋谷、沢木恵太CEO=最高経営責任者)は楽天やベンチャーキャピタル(VC)のグローバル・ブレインなど5社から第三者割当増資の形で約7億円を調達した。調達資金はマーケティングやサービスの拡充、新規事業開発などに使う。

冷蔵庫に保管してある総菜は横の電子レンジで温め可能

おかんは2012年の設立。14年から始めた主力事業の「オフィスおかん」は、オフィスに冷蔵庫と専用の箱を置き、1つ100円で総菜やご飯を提供するサービスだ。企業にとっては社食と比べて低コストで従業員に食事を提供でき、従業員はいつでも手軽に好きな総菜を選んで食べられるメリットがある。

スタートアップや中小企業のほか、最近ではクリニックや美容院などの専門店、大企業にも導入が広がってきた。コンビニや飲食店が近くにない工場や物流施設などからの引き合いもある。導入企業数は全国で累計約1200社に増加した。

オフィスおかんの使い方は簡単だ。従業員は好きなときに冷蔵庫を開いて総菜を選び、専用の集金箱に代金を入れる。魚や肉、野菜、カレー、ご飯など約20種類が用意され、メニューは月ごとに入れ替わる。すべて1パック100円のため、計算も簡単だ。

冷蔵庫の横の箱から使い捨ての耐熱皿や箸を取って入れ、必要に応じて電子レンジで温めて食べる。冷蔵庫は24時間設置されているので朝食や夜食にも利用できるほか、持ち帰って家での夕食にすることも可能。家からおにぎりを持参して総菜だけ購入する、外食帰りに野菜不足を補うため1品買うなどの「ちょい足し」需要にも応える。

企業は冷蔵庫の設置スペースと電子レンジを用意するだけ。冷蔵庫はおかんが貸与する。従業員が支払う料理代のほか、企業が基本サービス料(月額5万4600円から)を支払う仕組みだ。

今回の増資は楽天とグローバル・ブレインのほか、YJキャピタル、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルが引き受けた。資金調達額はこれまでの調達を含め累計で約10億5000万円。今後は食以外の領域を含め、働く人をサポートする新規事業を検討していく方針だ。

(佐藤史佳)

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