2019年5月23日(木)

ジンバブエ大統領選、「不正」主張の野党支持者3人死亡
治安部隊が発砲、EUも「公正でなかった」

2018/8/2 16:58
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【イスタンブール=佐野彰洋】7月30日に大統領選の投票があったアフリカ南部のジンバブエが混乱。首都ハラレでは1日、不正があったと抗議する最大野党、民主変革運動(MDC)の支持者に治安部隊が発砲、3人が死亡した。軍を後ろ盾に続投を目指すムナンガグワ大統領は「責任はMDCにある」と述べた。

1日、ジンバブエの首都ハラレで、野党・民主変革運動(MDC)支持者をムチでたたく兵士=ロイター

ロイター通信によると軍は2日、ハラレ中心部から市民らを排除。警察がMDCの本部を閉鎖したとの情報もある。

独立から37年間、実権を握ったムガベ前大統領が2017年11月に辞任後、初めての大統領選。ジンバブエの民主化が進むかどうかの試金石とされてきた。選挙プロセスの正当性への疑いが膨らめば、経済再建に不可欠な外資の呼び込みに打撃となる可能性がある。

ムガベ氏の側近で、第1副大統領を務めた与党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)のムナンガグワ氏と、MDCのチャミサ議長の事実上の一騎打ち。選挙管理当局は同時に実施された議会選でZANU-PFが勝利したと発表したが、大統領選の結果は遅れていた。

チャミサ氏とMDCは大統領選で同氏が勝利したと主張。結果発表の遅れは「偽の結果」に差し替えるための時間稼ぎだと反発している。欧州連合(EU)の選挙監視団は1日に衝突が起きる前、「真に公平な競争はなかった」という声明を出し、選挙の公正さに問題があったと指摘した。

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