2019年7月19日(金)

1~6月の特殊詐欺8200件 「おれおれ」増加

2018/8/2 10:43
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今年1~6月に全国の警察が確認した特殊詐欺の認知件数は前年同期比7.6%減の8197件だったことが2日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。被害額は7.1%減の174億9千万円。いずれも減少したが、同庁の担当者は「深刻な状況は変わらない」と警戒している。

手口別にみると、最も多いのが親族などをかたる「おれおれ詐欺」で、認知件数は4560件(前年同期比22.7%増)、被害額は96億3千万円(同1.9%増)だった。

サイト利用料名目などで支払いを要求する「架空請求詐欺」は2465件(同7.7%減)、61億1千万円(同3.8%増)。医療費の還付などと偽る「還付金詐欺」(853件、10億7千万円)と「融資保証金詐欺」(216件、2億6千万円)は件数、被害額とも前年同期を下回った。

被害金の受け渡し方法は、現金手渡し(2268件)とキャッシュカード手渡し(2741件)を合わせて認知件数全体の6割を占めた。電子ギフト券の番号を送らせる「電子マネー型」や、通販商品の代金をコンビニなどで支払わせる「収納代行利用型」は減少傾向にある。

被害者の4人に3人が65歳以上の高齢者だった。全国的に被害が減る一方、首都圏では増えるなど地域差もあった。

特殊詐欺の認知件数は2017年まで7年連続で増加している。警察は、犯行に使われた電話に繰り返し警告メッセージを流したり、高齢者宅の固定電話を留守番電話に設定するよう呼びかけたりする対策を強化。高齢者のATMによる振込限度額を制限して窓口に誘導する金融機関の取り組みも広がっている。

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