2019年4月23日(火)

米スプリントが減収減益 4~6月、安値販促裏目に

2018/8/2 1:58
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【ニューヨーク=清水石珠実】ソフトバンクグループ傘下で米携帯電話4位のスプリントが1日発表した2018年4~6月期決算は、純利益が約15%減の1億7600万ドル(約197億円)となった。売上高は微減の81億2500万ドル。他社よりも安価な料金体系を売りにした販促活動で利用者は増えたが、契約者1人当たりの売上高が低下し収益を押し下げた。

スプリントはTモバイルUSとの経営統合を公表している=ロイター

1株利益は0.04ドル(前年同期は0.05ドル)。収支はトントン程度になると見込んでいた市場予想に反して、3四半期連続で黒字を確保した。携帯事業の成長の指針となる携帯電話の新規契約件数(プリペイド、タブレットを除く)は8万7千件の純増と、市場予想(4万件程度)を上回った。

スプリントは7月中旬、通話やデータ通信を含む「使い放題プラン」の料金を改定し、事実上の値上げに踏み切った。ミシェル・コンブ最高経営責任者(CEO)は決算会見のなかで「通信網への投資を増やすなかで、契約者確保と利益率のバランスを取ることが大切になる」と語った。かつて契約者の流出に苦しんでいた同社は、業界最安値の料金プランをアピールして利用者を確保する戦略で3年連続で携帯契約の純増を実現した。一定の底固めは済んだとみて、今後は利益率の拡大に取り組む。

スプリントは4月末、同3位TモバイルUSと経営統合で合意したと発表した。5月には、14年夏から同社をCEOとして率いてきたマルセロ・クラウレ氏が会長職に退き、米当局から合併承認を得る業務に注力する意向を示していた。決算会見のなかで、経営統合に関する進捗状況などの報告はなかった。

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