2019年4月25日(木)

新潟への設備投資計画、3年ぶり2桁増 製造業が主導

2018/8/2 0:30
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日本政策投資銀行新潟支店が1日発表した2018年度の企業による設備投資計画調査によると、新潟県への設備投資額は17年度実績比で11.5%増の1398億円だった。2桁増は15年度(16.8%増)以来、3年ぶり。製造業が21.6%の大幅増となる見通し。スマートフォン(スマホ)関連の需要拡大を受けた電気機械を中心に成長分野への投資が目立つ。

グローバルウェーハズ・ジャパンはシリコンウエハーの生産体制を整える(新潟県聖籠町の本社工場)

調査は6月時点で原則資本金1億円以上の民間企業を対象に実施。新潟県内では調査対象336社のうち68.2%にあたる229社から回答を得た。県外企業による県内への投資も集計に含む。個別企業の投資事例は紹介していない。

製造業はスマホ向けの電子部品などの需要増を受け、電気機械が約4倍に大きく増えるほか、一般機械(44.9%増)も設備投資額が大幅増となる計画だ。

製造業のうち能力増強や工場新設などの大型投資が一服する化学(12.3%減)や食品(18.3%減)などは減少するものの、全体では21.6%増と6年連続で前年実績を上回る見通しだ。

非製造業は0.5%減で2年連続で前年実績を下回る見通し。新規出店など店舗投資の一巡で卸売・小売が13.3%減となり、通信・情報(28.1%減)や不動産(37.3%減)などでも投資が縮小する。

県内への設備投資は生産能力の増強や新製品開発など事業拡大に向けた積極型が目立つ。県内への投資動機をみると、能力増強が50.8%と最多で、新製品・製品高度化(10.7%)が続く。

一方で合理化・省力化投資は3.5%にとどまった。政投銀新潟支店は「人手不足を受けて今後は省人化投資が増える可能性がある」とみる。

実際、県内では製造業を中心にスマホ関連の設備投資に踏み切る動きが増えている。

台湾系で半導体シリコンウエハーを製造するグローバルウェーハズ・ジャパン(GWJ、新潟県聖籠町)は20年までに県内の2工場に約85億円を投じ、シリコンウエハーの生産能力を高める。スマートフォンや、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」など向けにシリコンウエハーの需要が高まっており、供給体制を整える。

太陽誘電も生産子会社の新潟太陽誘電(新潟県上越市)で積層セラミックコンデンサー(MLCC)の増産に向けた新棟建設を予定する。投資額は100億円。19年3月に稼働し、生産能力の6割増強を目指す。スマホの高機能化や自動車の電装化に伴う需要の伸びに対応する。

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