空き家の買い取り販売 山形県がモデル事業

2018/8/1 21:15
保存
共有
印刷
その他

山形県などは空き家の買い取り販売のモデル事業を始める。東北芸術工科大の馬場正尊教授のデザインで改修した上山市の物件を9月に発売。他の自治体でも実例を作り民間企業に事業参入を促す。相続などで取得した住宅は空き家のまま放置される事例が多く、特に地方では市場に流通しにくい。行政が積極的に関与することで空き家活用のモデルを作る。

3年間空き家だった物件を900万円かけて改修した(山形県上山市)

第1号の物件は上山市が所有者に活用を働きかけた空き家を、山形県すまい・まちづくり公社が取得して改修した。1982年建築の古い物件だが、耐震性や断熱性を高めたうえ、間取りが広い現在のファミリー向けに改装して1580万円で販売する。

県内には1万3900戸の活用可能な空き家があるものの、流通しているのは900戸程度にとどまるという。不動産のリノベーションで著名な馬場教授は「古い空き家は再販売が難しいと思われていた。実際に改修した物件があれば、地域の工務店も再生物件を手掛けようと事業に参入する」と期待する。

上山市は県外に住む空き家所有者に積極的に活用を働きかけており、近く他の物件についても再生を手掛ける予定だ。県公社では他の自治体にも同様の活用を呼びかけ、年間数棟を取得・改修販売し、民間ベースで空き家が流通する流れを作る。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]