2018年11月18日(日)

スカパーJSAT子会社、地理空間情報サービスに参入

AI
科学&新技術
BP速報
2018/8/1 18:00
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スカパーJSATの子会社である衛星ネットワーク(SNET)は2018年7月31日、米宇宙ベンチャーのホークアイ360社と販売代理店契約を締結し、商用電波観測衛星を用いた地理空間情報提供サービスに参入すると発表した。まずは一部官公庁向け独占販売権を取得した。

同サービスでは、低軌道小型電波観測衛星を使って電波発射体(観測対象物)から発射される電波を3機一組の衛星群(クラスター)で捉える。そのうえで、「到達時間および周波数の変位から対象物の位置の特定」「電波データ解析と人工知能(AI)による対象物の特定」を行う。

船舶、航空機、トランシーバーなどはそれぞれ固有の電波を出している。観測対象物が発信する電波を捕捉して、膨大な電波パターンをAIが学習することで、観測対象物の識別を行う。

サービスに使用する電波観測衛星は、天候や時間に依存せず低周波から高周波までの各種の無線信号の検出が可能。観測対象物の位置情報に加えて、船名や飛行機名の特定、異常事態の兆候の把握ができると期待されるという。主に安全保障の分野や官公庁、物流会社からの需要を見込む。

低軌道小型電波観測衛星(発表資料から)

低軌道小型電波観測衛星(発表資料から)

 ホークアイ360が提供する全世界の地理空間情報提供サービスは、今まで一部の国の政府系衛星でしか提供されていなかった。SNETが世界で初めて民間事業者としてサービス提供を開始する。

今後、18年秋に同サービスに使用する最初のクラスターを米スペースXのロケットで打ち上げ、19 年からはデモ・サービスの提供を開始する。20年までには約10クラスター体制でサービスを展開する計画。

(日経 xTECH/日経ニューメディア 田中正晴)

[日経 xTECH 2018年7月31日掲載]

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