「スーパーカブ」還暦に、ホンダが限定モデル
ホンダは1日、初代の発売から60年を迎えた主力の小型二輪車「スーパーカブ」の記念イベントを東京・青山の本社で開いた。人間なら還暦にあたる60周年を記念した限定モデルのほか、世界で使われているカブなどを展示している。

スーパーカブは1958年に初代の「スーパーカブ C100」が発売された。燃費や静粛性に優れ、片手でも運転できる使い勝手の良さが支持を集めて現在まで続くロングセラーとなっている。6月末の世界累計生産は約1億200万台に達し、現在もホンダの年間の二輪生産台数の3割を占めている。
ホンダモーターサイクルジャパン(東京・北)の加藤千明社長は今後について「新しい価値を創造できるよう、常にチャレンジしていく」と述べた。限定モデル「スーパーカブ50 60周年アニバーサリー」は税込24万3000円、「スーパーカブ110 60周年アニバーサリー」は28万6200円。11月22日に発売する。
イベントは24日まで開催している。スーパーカブと同じ58年に誕生した日清食品の「チキンラーメン」や、同年完成した東京タワーの模型など14社の製品も紹介する。
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