グテレス国連総長、長崎の原爆の日式典に初出席へ
核なき世界目指す決意

2018/8/1 0:15
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【ニューヨーク=共同】国連は31日、長崎への原爆投下から73年となる8月9日に長崎市で開かれる「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に、グテレス事務総長が出席すると正式に発表した。国連事務総長による長崎の平和式典出席は初めて。国連として「核兵器なき世界」を目指す決意をアピールする。

グテレス氏は8月7~9日の日程で訪日する。滞在中、安倍晋三首相や長崎市の田上富久市長と会談するほか、被爆者とも面会する。長崎原爆資料館も訪れる予定。日程の調整がつかなかったため広島訪問は見送った。

国連事務総長としては、2010年8月6日に当時の潘基文(バン・キムン)氏が広島の平和記念式典に初めて出席した。直前に長崎市を訪問して爆心地で献花したが、9日の式典には出席しなかった。

グテレス氏は北朝鮮が核・ミサイル開発を強行していた17年1月、潘氏の後任として事務総長に就任し、外交努力による核戦争の回避を繰り返し訴えてきた。

今年5月には、国連として取り組むべき軍縮の課題を初めて包括的にまとめた文書を発表。核兵器について「私たちはヒバクシャと地球に対し、廃絶への新たな断固とした行動を取る義務を負っている」と強い決意を示した。

日本は被爆国として国連で核廃絶に向けた活動を続けてきた半面、米国の「核の傘」に頼っている。17年に国連で採択された核兵器禁止条約の署名を拒否し、国内外から批判も受けた。

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