2019年4月18日(木)

フリマアプリの経済効果752億円 メルカリ調査

2018/7/31 18:54
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メルカリは31日、フリーマーケット(フリマ)アプリによる周辺サービス業の経済効果が年間最大752億円に上るとの調査を発表した。1032人の利用者を対象に調査したところ、物流やクリーニング、修理といった需要が増えたことが分かった。フリマアプリ市場の規模は約5000億円。拡大が続けば新品市場の成長が鈍るとの指摘が出る中、波及効果の大きさを訴えてさらなる浸透を図る考えだ。

メルカリはフリマアプリの経済効果が最大752億円に達すると発表した(31日、東京・港)

慶大大学院の山本晶准教授と組み、20~59歳までのフリマアプリ利用者にネット調査を実施した。商品発送や修理といったフリマアプリに関わるサービスの利用頻度と金額はアプリ利用前は4.6回、2万4986円だったが、利用後は6回、2万9129円に伸びた。

商品発送の目的で43.9%が郵便局、39.9%がコンビニエンスストアの利用が増えたと回答。包装・梱包のために100円均一ショップの利用が増えたと答えた人も33.3%を占めた。総務省による20~50代の人口推計とメルカリによるフリマアプリ利用率の調査から算出した直接的な経済効果は752億円となった。

メルカリが31日開いたイベントには、修理店「ミスターミニット」を展開するミニット・アジア・パシフィック迫俊亮社長が登壇した。単価や評価を上げようと出品前に修理に訪れる売り手などが増加し、時計修理の件数は17年に前年比1.6倍に達し、18年4~6月期も同様のペースで伸びているという。

フリマアプリは中古品の売買を後押しするため、アパレル業界などからは新品の伸びが鈍化すると懸念する声が出ている。メルカリの小泉文明社長は不動産や自動車を例に挙げて、アパレルでも「二次流通がモノの価値を高めることで一次流通の単価の底上げにつながる」と指摘した。

メルカリは7月2日にサービス開始から5周年を迎えた。累計出品数は10億品、国内の月間利用者数は1000万人を超えている。8月9日には6月の東証マザーズ上場後初となる18年6月期の決算を発表する予定だ。(企業報道部 吉田楓)

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