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豊島逸夫の金のつぶやき

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「クロダ・プット」健在、海外マネーに安堵感

2018/7/31 14:58
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マーケットに異変あれば、ミスタークロダが強力かつ柔軟な金融緩和政策でヘッジ役を果たしてくれる。

今回の日銀金融政策決定会合に異例ともいえるほどの関心を示していた海外マネーには、一定の安堵感が顕著に見られる。

「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」という見出しのもとに、フォワードガイダンスを導入したことは、金利政策の方向性を明示することで、市場への闇討ちは無しと受け止められる。

若干の変化といえば、イールドカーブコントロール政策に対する反対者が1人から2人に増加。マイナス金利適用対象を10兆円程度から減少、という程度だ。

株式市場注目の上場投資信託(ETF)購入についても、予想通りの構成内容変更。ざっくり、東証株価指数(TOPIX)連動型が9割近く、日経平均連動型が1割程度になる。

おおむね事前予想の範囲内といえる。

もし日銀が長期金利上限を引き上げていれば、米国10年債利回りが3%の大台を再突破する可能性もあった。それほどに日銀の動きは海外市場に直接的影響を与える要因になっている。

当面、日銀の低金利政策が世界の金利上昇を抑える役割を果たしていくことになりそうだ。

豊島逸夫(としま・いつお)
 豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラー。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験とヘッジファンド・欧米年金などの幅広いネットワークをもとに、独立系の立場から自由に分かりやすく経済市場動向を説く。株式・債券・外為・商品を総合的にカバー。日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層真理」を連載。
・公式サイト(www.toshimajibu.org)
・ブルームバーグ情報提供社コードGLD(Toshima&Associates)
・ツイッター@jefftoshima
・業務窓口はitsuo.toshima@toshimajibu.org

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