2018年9月18日(火)

ウーバー、自動運転トラックの開発から撤退

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北米
2018/7/31 12:29
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 【シリコンバレー=白石武志】米ライドシェア最大手のウーバーテクノロジーズは30日、自動運転トラックの自社開発を打ち切ったと明らかにした。今後は自動運転技術を搭載した乗用車の開発に専念する。同社は3月に米国で起きた死亡事故の影響で自動運転車の公道試験を中断しており、経営資源を乗用車部門に集めて開発の遅れを挽回する考えだ。

ウーバーは自動運転トラックの開発をやめ、乗用車に資源を集中する(3月、米ピッツバーグ)

 ウーバーは2016年に自動運転トラックを開発していたベンチャーの米オットーを買収し、自動運転トラックの開発を本格化した。ただ、オットーの創業者が古巣のグーグルの自動運転技術開発部門から中核部品の設計図を含む企業秘密を持ち出していた疑惑が浮上。両社の間で知的財産をめぐる訴訟に発展していた。

 両社は18年2月に和解したものの、ウーバーは元幹部が持ち出したグーグルの技術を使わないことなどを求められたとみられている。開発レースの先頭を走るグーグルの技術を避けながら自動運転トラックの開発を続けるのは難しく、ウーバーの対応が注目を集めていた。

 ウーバーはライドシェアで成功したビジネスモデルを応用し、17年に米国で荷主と運送事業者をマッチングするトラック配車サービス「ウーバーフレイト」を始めている。将来的には自社開発した自動運転トラックを導入することで無人運送を始める計画だとみられていただけに、今後は他社との提携などに活路を求めることになりそうだ。

 ウーバーは今年3月に米アリゾナ州で公道試験中の自動運転車が歩行者をはねて死亡させる事故を起こし、北米4都市での試験を中断した。現在はピッツバーグでの試験再開に向けた準備が最終段階を迎えているといい、ウーバーは自動運転トラックの開発に従事していた人員を乗用車部門に配置転換するなどして実用化を急ぐ考えだ。

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