野村萬斎さん「シンプルかつ和の精神で」 五輪へ抱負

2018/7/31 9:29 (2018/7/31 10:40更新)
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2020年東京五輪・パラリンピックの開閉会式で、演出の総合統括責任者に就任した狂言師の野村萬斎さん(52)らが31日、東京都内で記者会見し「『復興五輪』の名に恥じないようなシンプルかつ和の精神に富んだオリパラになるよう全力を尽くしたい」と抱負を述べた。

野村さんは200年以上続く狂言の家に生まれ、現代演劇にも積極的に出演するなど、幅広い分野で活躍。開閉会式の4つの式典を起承転結で進める演出チームを統括する。

野村さんは指名を受けて「平和の祭典の式典を担う大役に非常に身の引き締まる思い」と説明。狂言師の立ち位置から「鎮魂と再生が非常に我々の芸能的な重要な部分。その精神を生かすことがまず、復興五輪にも意味があるのではないか」と意気込んだ。

開会式では、世界に打ち出すテーマやコンセプトに注目が集まる。野村さんは「日本らしくもあり、ワールドワイドなメッセージ性を持ったものになれば」とし、「表面的な日本的なものというより精神として内在する我々の心のありよう、優しさを世界に発信したい」と話した。

演出チームには多彩な顔ぶれがそろう。五輪統括は「ALWAYS 三丁目の夕日」で知られる映画監督の山崎貴さん(54)、パラリンピック統括はサントリー「BOSS」のCMを手掛けたクリエーティブディレクターの佐々木宏さん(63)が務める。

五輪の閉会式は長崎に原子爆弾が投下された8月9日に開催される。山崎さんは日付を意識した演出について問われると、「個人的な思いでは、せっかくのタイミングだから関連づけたことができたらいい」との見解を示した。

佐々木さんは「障害者の方にパフォーマンスしてもらうだけではなく、我々と一緒に企画で活躍していただけないかと考えている」と話した。

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