千葉県、五輪ボランティア3000人 9月募集開始
千葉県は30日、東京五輪・パラリンピックで交通機関や観光の案内役を務める「都市ボランティア」の募集を9月から始めると発表した。定員は3000人程度で、競技会場のある千葉市の海浜幕張地区や一宮町など県内各地に配置する。大会運営を側面支援しつつ、国内外の観光客に千葉県の観光やグルメをPRする役割を担う。
募集対象は2002年4月1日以前に生まれ、日本国籍や居住資格を持つ人で「外国人留学生の応募も大歓迎」(県民生活・文化課)という。募集期間は9月12日~12月10日で、応募が定員を超えた場合は書類や面接で選定する。
レスリングやフェンシングなど7競技を開催する幕張メッセ(千葉市)を擁する千葉会場に1700人、サーフィン競技の一宮会場に150人を配置。空の玄関口である成田空港に700人を置くほか、外国人観光客の多い成田市に300人、観光客向けのホテルが集中する浦安市にも150人を配する。
都市ボランティアは主に鉄道駅や空港の周辺で活動し、競技場や観光地への行き方や乗り換えを案内する。県内の観光地やグルメも紹介し、千葉県ならではの魅力を伝える。31日に都市ボランティア募集の特設サイトを開設し、最新情報を随時発信する。