2018年8月21日(火)

戊辰150年、二本松に3千人超 奥羽越列藩の食フェスなど

北海道・東北
2018/7/30 22:00
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 1868年に始まった戊辰戦争の舞台のひとつ福島県二本松市で、激戦から150年を節目とする関連行事が開かれた。28日には二本松藩とともに新政府軍と対峙した奥羽越列藩同盟ゆかりの地の食文化を楽しむグルメフェスやパネル討論会などが催され、29日は同藩の悲劇を象徴する二本松少年隊の墓前祭が営まれた。雨模様の中、来場者はのべ3千人を超えた。

戊辰戦争150年に合わせて開かれた「奥羽越列藩グルメフェス」(28日、福島県二本松市の霞ケ城公園)

 主会場の県立霞ケ城公園には、宮城県石巻市、新潟県村上市など県外を含め計11自治体の青年会議所メンバーらが出店。地酒や川魚の塩焼き、地場野菜の串揚げなどを販売した。各地に参加を呼びかけた二本松青年会議所の二瓶明子理事長(39)は「先人への最大の弔いは150年前のことを忘れず、伝えていくことだ」とあいさつした。

 討論会には二本松、会津、白河の各藩に詳しい3人の歴史家が登壇し「二本松藩のただ一つの誤りは少年を(戦場に)出してしまったこと」「敗者の側から明治期に活躍する人材が出たのは(藩独自の)教育があったから」などの意見が出た。

 二本松市内の大隣寺で開かれた墓前祭には約150人が参列。中学3年生の浦山栞さん(14)が表彰を受けた作文を披露し「(少年隊の)意思の強さが敵の心に響き、また、世代を越えて私達の心にも届くのだろう」と語った。

 二本松藩は主力を白河方面に派遣し、霞ケ城が手薄だった旧暦7月29日に新政府軍の攻撃を受けて落城。数え年12~17歳の少年62人も出陣し、14人が戦死している。

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