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統括責任者に野村萬斎氏 東京五輪・パラ開閉会式の演出

2020年東京五輪・パラリンピックの開閉会式で、演出の総合統括責任者に狂言師の野村萬斎さん(52)が就任することが30日、福島県で開催中の大会組織委員会理事会で決まった。開会式で「和」を世界に発信する狙いがある。

五輪開幕まで2年弱。大会の競技日程やチケット価格帯が決定し、9月にはボランティアの募集が開始するなど、運営面の準備が本格化する。

野村さんは古典芸と現代演劇を融合させた演出に取り組むほか、俳優としても活躍し、「日本の伝統から現代に至るまでの幅広い見識」(組織委幹部)が評価された。野村さんは「才能を結集させ、機知に富んだ式典にするため尽力していく」とコメントを発表した。

五輪は「ALWAYS 三丁目の夕日」などの作品で知られる映画監督の山崎貴さん(54)、パラリンピックはサントリー「BOSS」のCMを手掛けたクリエーティブディレクターの佐々木宏さん(63)が統括する。

3人を補佐する総合チームには、音楽家の椎名林檎さん(39)やアニメ映画「君の名は。」を手掛けた映画プロデューサーの川村元気さん(39)ら5人が入る。

8人は組織委が2017年12月に設置した式典コンセプトの検討メンバー。組織委は外部から総合監督を招くことも検討したが、8人の検討内容を高く評価し、横滑りする形で演出を担うことになった。

演出は1人の総監督を置かず、チーム制で検討する。式典では「復興」や「共生」「未来」などのメッセージが盛り込まれる予定。

開会式は五輪のメインイベントの一つで世界中の視聴者も多く、聖火の点火がクライマックスとなる。点火までのストーリーや、映像、音響、衣装など検討事項は多岐にわたる。各分野に精通したスタッフを集め、最終的には数百人規模の体制となる見通し。

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