トルコ大統領 米の制裁警告でも「譲歩しない」

2018/7/29 18:21
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【イスタンブール=佐野彰洋】トランプ米大統領が自宅軟禁の米国人牧師の解放に応じないトルコに対し、制裁も辞さないと表明した件で、トルコのエルドアン大統領は「制裁によってトルコを譲歩させることはできない」と反発した。制裁を実施する場合は「強く誠実なパートナーを失う」とも警告した。トルコメディアが29日、外遊時のエルドアン氏の発言として報じた。

米国とトルコは共に北大西洋条約機構(NATO)のメンバーで、有事の際には相互防衛義務を負う同盟国だ。異例の関係悪化に直面している。

トルコ在住の米国人牧師、アンドルー・ブランソン氏は2016年7月にトルコで起きたクーデター未遂事件に関与した疑いで16年からトルコで拘束され、25日に同国内の自宅軟禁に移された。

エルドアン政権はこのクーデター未遂で、在米イスラム教指導者のギュレン師を首謀者と断定、米側に送還を求めているが実現していない。

エルドアン氏はギュレン師送還を条件にブランソン氏解放に応じる考えを示唆したこともある。

11月の米議会中間選挙に向け、政治基盤であるキリスト教福音派の支持を固めたいトランプ氏はトルコがブランソン氏の早期解放に応じなければ「大規模な制裁」を科すと強くけん制していた。

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