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カンボジア総選挙、投票始まる

口つぐむ有権者 与党の強権強まる

【プノンペン=新田裕一】カンボジアで29日朝、国民議会(下院)総選挙の投票が始まった。最大野党だったカンボジア救国党(CNRP)は2017年11月に解散させられており、フン・セン首相率いる与党カンボジア人民党(CPP)の勝利はほぼ確実だ。対抗勢力は投票ボイコットを呼びかけるが、強権発動を辞さないフン・セン政権に対し有権者は口をつぐむ。

カンボジアの総選挙で投票終えたフンセン氏(29日午前、カンダル州)=小高顕撮影

総選挙は、首都プノンペンと24州の計25の選挙区ごとに、各政党の得票率に応じて議席を配分する比例代表制。現地時間午後3時(日本時間午後5時)に投票を終了し、開票作業にうつる。13年の前回選挙に比べ2議席追加となり、計125議席を争う。

投票所は全国2万カ所以上に設置され、約8万人の警察官が警備する。

総選挙にはCPPを含め20の政党が参加するが、CPPに対抗しうる勢力はない。カンボジア最高裁判所は17年11月、CNRP党首が国家転覆を企てたと認定し、解党を命じた。CNRPは前回選挙で予想外の大躍進を果たし、55議席を獲得したが、すでに他党に配分された。

国民の間では政府の標的となることを恐れて萎縮する空気が広がる。取材で有権者に投票先を聞いても「その質問はしないでほしい」(雑貨店の37歳女性)。前回選挙に比べ、回答を避ける人が目立つ。

大勢は29日夜に判明する見込みだが、選挙管理委員会による正式な選挙結果の公表は8月中旬以降となる。

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