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業績ニュース

建機2社、最高益でも通期予想据え置き
4~6月、貿易戦争で慎重姿勢

2018/7/27 18:00
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米中間の貿易摩擦が激しくなるなか、建機大手2社が先行きに慎重な姿勢を強めている。コマツ日立建機が27日までに発表した2018年4~6月期の連結純利益はいずれも過去最高を更新。業績上振れも期待できるペースだが、通期の業績予想は従来のまま据え置いた。

「4~6月期は社内計画を上回った」。コマツの今吉琢也執行役員経営管理部長は27日の電話会見で述べた。同日発表した連結純利益(米国会計基準)は629億円と前年同期比で73%増と大幅なプラス。25日に決算発表した日立建機も純利益(国際会計基準)は157億円と64%増えた。両社とも北米や中国で油圧ショベルなどが伸び、資源高が追い風となって鉱山機械も好調だった。鋼材価格の上昇分は値上げなどで吸収した。

コマツは通期で想定する純利益の28%を、日立建機は32%をすでに稼いだ。想定為替レートを1ドル=100円と「堅めの水準」で維持し、業績の上振れ余地は小さくない。だが、両社とも通期の業績見通しは据え置いた。「売上高、利益とも過去最高なので(通期予想の上方修正など)強気に出たいが、貿易摩擦が米中だけなく世界経済にどう影響を与えるか見極めたい」(日立建機の桂山哲夫執行役専務)という事情があるためだ。日立建機株は決算発表翌日の26日に一時3%下落する場面があった。

懸念材料は中国ビジネスの先行きだ。中国の1~6月のインフラ投資は前年同期比7%増にとどまり、17年通年(19%増)に比べて減速が鮮明。貿易摩擦の影響が重なれば、状況はさらに悪化する恐れもある。コマツは建設機械の情報を遠隔で確認するシステム「コムトラックス」を持っている。そのデータによれば中国での平均稼働時間は前年同期比でのマイナスが2月以降、6月まで続いており、「(先行きを)注意深く見る必要がある」(今吉氏)としている。

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