2018年12月10日(月)

「テレワーク・デイズ」実施、多様な働き方広がる

科学&新技術
BP速報
2018/7/26 23:00
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日経クロステック

政府は2018年7月23日から27日にかけて、ノートパソコンなどを使ってオフィス以外で仕事を進めるテレワークの試行キャンペーン「テレワーク・デイズ」を実施している。テレワークを試すこのイベントに参加する1600社のなかで「普段は集まって行う会議を複数拠点に分散して遠隔会議をしてみる」「テレワークと休暇制度を組み合わせた働き方を試す」といった多様な働き方が広がっている。

BIZ SMART代々木から遠隔会議に参加する積水ハウスの社員。神奈川県の自宅などから参加する社員とiPadを使って打ち合わせを進める

BIZ SMART代々木から遠隔会議に参加する積水ハウスの社員。神奈川県の自宅などから参加する社員とiPadを使って打ち合わせを進める

積水ハウスはテレワーク・デイズの期間中、延べ280人がテレワークを試す予定だ。同じ部署の社員が異なる場所から遠隔会議に参加したり、自宅から最寄りの住宅展示場に出社して仕事をしたりする新しい働き方を試している。

遠隔会議は7月24日、積水ハウスのある部署の社員たちが試した。東京・赤坂のオフィス、グループ会社が東京・代々木で運営するシェアオフィスとレンタルオフィスの両方の機能を備えた「BIZ SMART代々木」、神奈川県の自宅からそれぞれ、iPadなどを使ってテレビ会議システムに接続。部署で進めている仕事の進捗状況や今後の予定を遠隔会議で確認していた。

住宅展示場でテレワークをする積水ハウスの社員(出所:積水ハウス)

住宅展示場でテレワークをする積水ハウスの社員(出所:積水ハウス)

住宅展示場に出社してテレワークを試したのは千葉県市原市に住む社員だ。普段は東京・赤坂のオフィスに出勤しているが、7月23日は自宅に近い自社の住宅展示場に向った。場内のオフィススペースでテレワークをした後、午後は休暇を取得した。往復数時間の通勤時間を減らせた分を午後の休暇に割り当てられるメリットが得られた。

積水ハウスの森本泰弘ダイバーシティ推進部課長は「テレワーク・デイズの実施後、仕事の効率や心情面での効果や課題を、参加した社員から聞き取ったうえで、テレワークが適用できる業務などを見極めていきたい」と話す。

「テレワークをした後、午後に休暇を取って美術館や鉄道の車両基地を見学しよう」。こんなイベントを企画したのが、東京急行電鉄(東急電鉄)と損保ジャパン日本興亜だ。2社の働き方改革の担当者は、東京都が実施する満員電車の混雑緩和キャンペーン「時差Biz」のイベントで意気投合。テレワーク・デイズでのコラボが実現した。東急電鉄の社員十数人は7月23日、東京・西新宿にある損保ジャパン日本興亜の本社オフィス内に設けられたサテライトオフィスでテレワーク。その後、午後休暇を取得して同じ本社ビルにある東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館を見学した。

東京急行電鉄が開催した車両工場見学イベントの様子(出所:東京急行電鉄)

東京急行電鉄が開催した車両工場見学イベントの様子(出所:東京急行電鉄)

一方、損保ジャパン日本興亜の社員は7月24日、東急電鉄が運営するシェアオフィス「NewWork」でテレワークを実施。その後、東急電鉄の長津田車両工場を見学するイベントに、落ち合った家族と参加した。東急電鉄人材戦略室の林克也課長補佐は「鉄道好きのお子さんを連れた70人ほどが参加し、楽しんでくれた。こうしたイベントを通して、テレワークだけでなく休暇制度などと組み合わせることで、多様な働き方ができることを社内で訴求していきたい」と話す。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 西村崇)

[日経 xTECH 2018年7月25日掲載]

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